そうだ、カトマンズ(ネパール)へ行こう。弾丸4泊5日の旅。
2012年年始の話
冒頭で宣言しますが、4泊5日でネパールを満喫しようと考えるのは無謀です。
最低1週間は滞在して、ネパール国内線飛行機で各地へ飛び回って移動しなければ
ネパールを観光したことにはならないでしょう。
そして、当然ながら費用はかなりかかる。
エベレストに出来る限り近づきたいと考えている人はさらに日数が必要。
やはり、普通に観光を満喫したい方は2週間~はいると思います。
でもね、それでもネパール観光がどうしてもしたかったんですわ。
弾丸でよいから。
まず限られた少ない日数しかないのなら観光ルート選びが大切です。
しかし、欲張ると移動だけの日々になってしまいますよ。
遠くて行き難い場所は選択肢から除外することが必要です。
ネパールの魅力(行きたい理由)は人それぞれだと思います。
私は、チベット寺院巡り。
そこで私の作戦は、日程を考慮してカトマンズとその周辺だけに絞る。
もう1日多ければポカラへ行くつもりだった。
ポカラ、ルンビニ、ルクラ…etcは次の機会に…多すぎる笑。
日本からネパールへ
チケットはタイ航空のバンコク往復チケットを購入。
バンコクからカトマンズ間は貯めてたANAマイレージポイントを使用して特典航空券発行。
航空会社はタイ航空。ANAマイレージ会員サイトから特典航空券は購入できます。
バンコクで行きと帰りに1泊ずつしてます。
どうでもいいけど、タイ航空最高。
<日程>
カトマンズ空港着 (タイ航空)
↓
バクタプル1泊
↓
ナガルコット1泊
↓
カトマンズ市内2泊
↓
カトマンズ空港発 (タイ航空)
<1日目>
バクタプルへ
タイ航空を使うと、カトマンズ空港にお昼に到着。
ネパールはアライバルビザ取得が必要です。
手続き終了後入国審査を済ませて空港の外に出ます。
入国審査で後ろに並んでいた韓国人の可愛い女子をタク代割勘作戦
空港の外へ。
さあ、待ち受けてるのはお馴染みのタクシー野郎たち。
歩き方などを見ると、空港からバクタプルへ直接行く手段が提示されていなかったりするのですが、いちいちカトマンズ市内へ行って、そこからまたバクタプルへ移動する手段は距離的に時間の無駄だと思って、タイム・イズ・マネーを考えて空港から直接移動を考えました。
タクシー野郎「どこ行きたいんだ?ダウンタウン?」
私「バクタプル」
タクシー野郎「OK。」
あ、「遠いから無理」とか嫌な顔されると思ったけど普通に行けるんだ…。
ここで値段交渉をして、空港からタクシーで直接バクタプルを目指す。
6ドルくらいでつれて行ってもらったと思います。
私には時間無いし、移動は基本タクシーです。
走ること30分くらい
バクタプルのゲート前に降ろされます。
さあ、ネパール観光のスタートです。
バクタプル観光
バクタプルはいわゆる古都の街で、観光するためには(ゲートの内側へ入るには)チケットを買う必要があります。ここで入場チケットを購入しましょう。
この時、というかこのゲート周辺には、いわゆる「勝手観光ガイド」がたむろってますので、はっきりとした口調で断りましょう。もしくは無視しましょう。あとあとチップを要求されますし、このガイドに案内されて宿へ行くと通常より高い料金(ガイドへのマージンが上乗せ)で宿泊することになります。
バクタプルは小さな町なのでガイドブックさえあれば自力で十分だし、勝手観光案内人のガイドも大したことはありません。
ちなみに、私はバカなことにガイドを利用してしまいました。
2ドルで縁を切りましたが(ちょっとした観光案内してもらったし、SIMカード取得の手続きを手伝ってくれたので)。ビジネスアワーに一般人がホテルまで無料で誘導してくれるなんて、慈善なわけがないですよね。
ということでみなさんは勝手ガイドを無視しましょう。
バクタプルの町観光は半日あれば十分です。
したがって、午後の時間と、翌日の朝のみで十分でしょう。
町自体は古都の風情がある良いところです。
夕方~夜の数時間は、町の寺院から宗教音楽の演奏が町中に響きわたります。幻想的な音で素敵です。
<2日目>
バクタプル観光
朝は、広場の高台から望むサンライズがとても素敵です。
ナガルコットへ
朝食を済ませたら、ナガルコットを目指しましょう。
バクタプルの町外れに小さなローカルバス乗り場があります。
そこでバスに乗りましょう。
まずどのバスがナガルコットへ行くか分からないので、
ナガルコットへ行きたいとバスの係員(といっても制服は着てないのでわかりません)もしくは乗客らしき人に聴きましょう。一番確実なのはガイジンさんが乗ってるバスを探すことです。ここで乗る観光客はほぼナガルコット行きと考えて間違いないでしょう。
バスの運賃は後払いです。価格は覚えてませんが、小さなドル紙幣を用意しておきましょう。
バスは、バクタプル郊外を出ると、ひたすら山を登って1時間くらいで終点ナガルコットへ到着します。
ナガルコット観光
着いたらまずは宿探し。
ナガルコットの町(ほぼ1本道)の超奥にある「雲海リゾート」という宿に宿泊しました。
ここから眺める峰々は良くて、エベレスト山頂もちょこっとだけ見えます。目視で米粒くらい笑。
とりあえず、ネパールへ来た!と言えるでしょう。
宿に荷物を置いたら、ナガルコットの山頂にある展望台を目指してサンセットを拝みましょう。
山頂までの行きはハイキングとして歩いて目指しても良いです。私は歩きました。
しかし、サンセット後は街灯は皆無で山道なので、めちゃくちゃ暗くなります!!スマホの液晶明かりを懐中電灯にして怖い思いをしながら難を逃れましたが、男でも一人で真っ暗の山道を下るなんて超怖いです。しかも「町までバイクで送ってあげるよ」と変な小屋に拉致されました笑。しかし、なかなか出発しようとはせずにインスタントラーメンに加えて、お酒も振舞ってくれたり(ウォッカっぽい酒はさすがに怖くて手を付けなかった)、すると変なオッサンがもう一人来て、「あーこれはヤバい…」と身の危険を感じたので本気ダッシュで逃げました。もしかしたら本当に親切でしてくれたのかもしれませんが…あれは怖かった笑。
したがって、サンセット後はとにかくサクサクと山道を下るか、初めからバイクタクシーをチャーターしておくと良いでしょう。
ちなみに、山頂の展望台から見るサンセットは非常に綺麗でした。おすすめです。
料理はあまりレストランは無いので、ホテルで食べることをお勧めします。
街灯が少ないので夜の町歩きは暗いです。
どうしても外で食べたいという方は、「ノリタケレストラン」へ。
めちゃくちゃボリュームがあるオムライスがお勧めです。
夜は特にすることがないので、
星空を眺めたら早めに就寝して翌朝のご来光に備えましょう。
<3日目>
ナガルコット観光
早朝、厚着をしてご来光を待ちましょう。
ナガルコットはカトマンズ周辺では比較的高度がある高台ですので、
寒暖差により低地に靄が発生して、それが雲海を作りだします。
また、遠くにはヒマラヤの峰々が森然と連なっており、
その峰々の間から昇る陽が大地を暖かく包み込んでゆく光景は素敵です。
カトマンズ市内へ
ヒマラヤから登るサンライズを拝んだら、朝食を済ませて荷造り。
いざ首都カトマンズ市内へ。
ナガルコット町の真ん中あたりにある大きなホテルの近くからツーリスト向けミニバスが出ており、コレに乗ると早くカトマンズ市内へ到着することができます。
ローカルバスはナガルコット町の入口から出ています。
料金は安いですが少し時間がかかります。
時間が無い人におすすめは、もちろんミニバス。
タメル地区の入口で降ろされるので、宿泊したい宿へ向かいましょう。
タメル地区には安宿が密集しています。
普通のホテルへ宿泊したい方は、ミニバス下車後、そこからタクシーでホテルへ向かいましょう。
ちゃんと値段交渉を忘れずに。
カトマンズ市内観光1日目
ホテルや安宿へ荷物を置いたら、ダルバール広場へ観光に行きましょう。
タメル地区からダルバール広場は歩いて行くことができます。街歩きは楽しいです。
カトマンズは空気が悪いので、ノドが弱い人はマスクを用意することをお勧めします。
そして、そこからタクシーに乗って、スワンナブートへ目指しましょう。
スワンナブートはチベット寺院で山の高台にあります。
階段が凄く急で怖かったことを覚えてます笑。
タクシーでタメル地区へ戻り、再び街歩き。
タメル地区にはオシャレなバーやクラブもありますよ。
<4日目>
カトマンズ市内観光2日目
翌日はカトマンズ市内からタクシーを乗り継いで郊外の寺院へ観光しましょう。
チベット寺院ボウダナート、ヒンズー寺院パシュパティナートはおさえたい。
時間がない人はとにかくタクシーです。
早朝からマウンテンフライトもありだと思います。(事前予約必須)
ヒマラヤに可能な限り近づきたい人は申し込むとよいでしょう。
午後夕方以降は、市内観光の続きや土産ショッピング。
<5日目>
最終日。
朝食をたべてから、カトマンズの街中を見納めするためチェックアウトまで小時間散歩。
買い残したお土産、食べ忘れたグルメも忘れずに。
ホテルをチェックアウトして空港へ。
さよならネパール。
あいからず駆け足の旅行になりました。
バックパッカーにもどりたい小銭フラッシュパッカーのカトマンズ旅行でした笑。
しかーし、予想通り、ディレイ!
さすが!天候で頻繁に左右されて飛行機がなかなか飛ばない!と有名なカトマンズ空港。
空港自体は小さいので、出国審査後の待合所が人混みで凄いことになってる!
こんなこともあろうかと、最悪の事態を想定(飛行機が飛ばない事態)してバンコクで1泊(予備日)する予定だったので問題なしでしたが、なんとか数時間遅れで離陸してくれて助かりました。
相変わらず、タイ航空は快適です。