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2013年9月23日

アップル iPhone 5s 搭載のM7モーションコプロセッサの役割とは



前記事
iPhone5sのM7コプロセッサ(モーションセンサ)とはなんぞや。そして、誰が作っているのか?
http://www.tsurezure.org/2013/09/applem7.html

続きです。

M7モーションコプロセッサは、外付け(別チップ)のモーションセンサ(ジャイロスコープ、加速度計、磁気コンパス)からの入力信号を処理する専用チップです。これらの信号処理はA7のような高速処理はできるがその分消費電力が大きいチップの処理能力を必要としないため、低消費電力に優れたコプロセッサに信号処理させてトータル的な省電力化を図っています。つまり、A7のチップとは別に処理できるプロセッサが1つ追加されていると考えてもOKです。低消費電力のチップを使うことで、そのチップを常にアクティブにしておくことができます。もちろん常に動いている状態なのでバッテリーは消費しますが、A7を動かすよりは遥かに低消費電力になるので、チップを分けるメリットはそこにあります。



最近では、このような高速処理に優れたプロセッサと低消費電力に特化したプロセッサを組み合わせて使うやり方は、数ヶ月前に発表されたGoogleがMotoralaを買収して初めて1から作り上げたスマートフォンがあります。
Moto Xというスマートフォンに載っているX8チップがそれにあたります。

参考

X8(Motorola X8 Mobile Computing System)チップの内訳は、

4コアCPU メインプロセッサ
2コアGPU グラフィックプロセッサ
1コア低消費CPU コンテクスチュアルコンピューティング・プロセッサ (リアルタイムで各種センサ監視)

1コア低消費CPU 自然言語プロセッサ (リアルタイムで音声認識待機[siriに相当])

合計8コアのプロセッサが1台のスマートフォンに載っていることになります。
今回、アップルがM7コプロセッサとして大々的にアピールしたモーションセンサ専用チップは コンテクスチュアルコンピューティング・プロセッサにあたるCPUだと考えられます。
今まではCPUとGPUを分けるというやり方でしたが、
今後、それに加えて、低駆動で動作可能な処理は低消費CPUに任せるというやり方がトレンドになっていくでしょう。

参考記事
Moto Xレビュー:99%の人にオススメできるAndroid機
http://news.mynavi.jp/news/2013/08/02/032/index.html

コンテクスチュアルコンピューティングとは、カメラやマイクなどのセンサーから収集したデータを絶えず統合することによって、スマートフォンなどの端末がユーザーの環境をリアルタイムでモニターし、その情報に基づきインテリジェントに反応できるというものだ。ライバルの韓国Samsung ElectronicsもM7と同様のプロセッサを採用している。

参考記事
iPhone 5sの「M7」コプロセッサ搭載が意味するもの──
「コンテクスチュアルコンピューティング」への一歩 (1/3)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1309/18/news057.html


マルチコアの利点はもちろん分かりますが、
これ以上コアが増えると、例えば10コア以上とか、もっと賢いやり方があるように考えてしまうよね。

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